<レーシックガイド>適性検査を受けてからレーシック


<レーシックガイド>適性検査を受けてからレーシックブログ:20150529


「背中を洗ってくれないか」
と、お父さんに言われた。
このお父さんというのは、実は奥さんのお父さんである。

ぼくは一瞬戸惑ったが、
「え?!あっ!はいっ」
と言いながらタオルを構え、お父さんの背中にあてがった。

初めてお父さんの背中というものに触れた。
なんか丸っこくて大きくて、何だかゴツゴツしている。

上手に洗ってあげようと思えば思うほどうまくいかない。
タオルがねじれてしまう…

今度はお父さんがぼくの背中を洗ってくれるらしい。
ぼくは静かにお父さんに背を向ける。

お父さんは、なんていうか、力加減を知らない。
すごく力強くて、体についている必要なものまで
洗い流されてしまいそうな感じ。

思わずぼくは、身をよじってしまった。
「すまん」お父さんは申し訳なさそうに、
「むすこの背中を洗うのは難しいな」と言った…

ぼくは物心のついたころから、
女手ひとつで育てられてきた。

我が家にお父さんがいないことを悲しがらなかったのは、
ママの育てかたが上手だったからだと思う。
溢れんばかりの愛を注いでくれたので、
ぼくはとても幸せだった。

とは言え
お父さんのことを思わなかった訳ではない。

ただ、そのときぼくがイメージするものは
どれも好感の持てないものばかりだった。

無口!ガンコ!厳しい!
正直、「お父さんは怖い」という印象しかなかった。

そんなぼくに父ができたのは、
ぼくが結婚をしたからだ。

奥さんのお父さんは、ぼくにとって不思議な存在だった。
格好なんてつけない。不器用だけどまっすぐ。褒められると照れ隠しする。
大きなお世話なことばかりする…

ぼくは、お父さんというものに対する印象が
まるっきり変わった。